このガイドで防ぐ問題

passwordを平文、単純hash、固定saltで保存し、database流出時に短時間で元passwordを推測される重大な事故を防ぎます。

特に「ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。」状態を見落とさないため、作業を始める前に元データや現在の設定を残し、変更前後を比較できる状態を作ることが重要です。

パスワードを保存するときのハッシュと暗号化の違いでは、処理が完了したかだけでなく、入力条件、変更内容、確認結果の3点を記録します。自動判定で確定できない部分は、利用先の仕様や担当者の判断と照合してください。

WORKED EXAMPLE

パスワードを保存するときのハッシュと暗号化の違いの確認記録例

「ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。」可能性のあるケースを、元データを壊さずに切り分けます。

処理・確認前

発生している問題
passwordを平文、単純hash、固定saltで保存し、database流出時に短時間で元passwordを推測される重大な事故を防ぎます。

最初に確認する原因
1. ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。
2. SHA-256だけを高速に適用している。
3. 全ユーザーで同じ固定ソルトを使用している。

処理・確認後

作業記録
1. パスワード専用KDFとしてbcrypt等を選びます。
2. ライブラリが生成するランダムソルトと適切なコストを使用します。
3. 照合、再ハッシュ、パスワード再設定のフローを実装します。

完了判定
- 同じパスワードでも異なるハッシュになる。
- 平文パスワードをログへ出力しない。
- コスト変更時にログイン成功後の再ハッシュが可能である。

この例で確認するポイント

  • 同じパスワードでも異なるハッシュになる。
  • ブラウザツールへ実運用パスワードを入力しないでください。
  • 関連ツールは「bcrypt-tool、password-strength-checker、secure-password-generator」です。処理結果を確定情報として扱わず、利用先の仕様と照合します。

最初に原因候補を分ける

同じ症状でも原因は一つとは限りません。特に「ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。」に該当する場合と「SHA-256だけを高速に適用している。」に該当する場合では、確認すべき入力や設定が異なります。

一度に複数の条件を変更せず、変更前の状態と比較できるように一項目ずつ確認すると、再発時にも判断しやすくなります。

  • ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。
  • SHA-256だけを高速に適用している。
  • 全ユーザーで同じ固定ソルトを使用している。

結果を採用する前に照合する

最低限、確認項目の「同じパスワードでも異なるハッシュになる。」を満たすことを確かめます。結果の一部だけで判断せず、件数、形式、代表値、境界条件など、このガイドに示す確認項目を組み合わせてください。

また、ブラウザツールへ実運用パスワードを入力しないでください。 この限界に該当する場合は、ツールの結果だけで作業を確定せず、仕様書や元データへ戻って確認します。

問題が起きる主な原因

  • ハッシュと暗号化を同じものとして扱っている。
  • SHA-256だけを高速に適用している。
  • 全ユーザーで同じ固定ソルトを使用している。

安全に作業する手順

  1. 1

    パスワード専用KDFとしてbcrypt等を選びます。

  2. 2

    ライブラリが生成するランダムソルトと適切なコストを使用します。

  3. 3

    照合、再ハッシュ、パスワード再設定のフローを実装します。

結果を利用する前の確認項目

  • 同じパスワードでも異なるハッシュになる。
  • 平文パスワードをログへ出力しない。
  • コスト変更時にログイン成功後の再ハッシュが可能である。

作業完了前のチェックリスト

  • 変更前の元データまたは設定を保存した
  • パスワード専用KDFとしてbcrypt等を選びます。
  • ライブラリが生成するランダムソルトと適切なコストを使用した
  • 照合、再ハッシュ、パスワード再設定のフローを実装した
  • 同じパスワードでも異なるハッシュになる。
  • 平文パスワードをログへ出力しない。
  • コスト変更時にログイン成功後の再ハッシュが可能である。
  • このガイドの限界と利用先の仕様を確認した

この方法の限界と注意点

  • ブラウザツールへ実運用パスワードを入力しないでください。
  • ハッシュ化だけでは弱いパスワードを安全にできません。

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