このガイドで防ぐ問題

強いCSPを一度に適用して、画像・分析・決済・管理画面が動かなくなる問題を防ぎます。

特に「既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。」状態を見落とさないため、作業を始める前に元データや現在の設定を残し、変更前後を比較できる状態を作ることが重要です。

Content-Security-Policyを段階導入する方法では、処理が完了したかだけでなく、入力条件、変更内容、確認結果の3点を記録します。自動判定で確定できない部分は、利用先の仕様や担当者の判断と照合してください。

WORKED EXAMPLE

Content-Security-Policyを段階導入する方法の確認記録例

「既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。」可能性のあるケースを、元データを壊さずに切り分けます。

処理・確認前

発生している問題
強いCSPを一度に適用して、画像・分析・決済・管理画面が動かなくなる問題を防ぎます。

最初に確認する原因
1. 既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。
2. unsafe-inlineを安易に許可している。
3. Report-Onlyの違反情報を確認していない。

処理・確認後

作業記録
1. 利用中のscript、style、img、connect先を一覧化します。
2. Report-Onlyで違反を収集し、必要な許可元を絞ります。
3. nonceまたはhashへ移行し、本番ヘッダーを段階適用します。

完了判定
- 主要画面と外部連携が正常に動く。
- ワイルドカードやhttp許可が不要に残っていない。
- frame-ancestorsなど他の重要ディレクティブも確認する。

この例で確認するポイント

  • 主要画面と外部連携が正常に動く。
  • CSPはXSS対策の一層であり、入力検証の代替ではありません。
  • 関連ツールは「csp-header-builder、sri-hash-generator、http-header-formatter」です。処理結果を確定情報として扱わず、利用先の仕様と照合します。

最初に原因候補を分ける

同じ症状でも原因は一つとは限りません。特に「既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。」に該当する場合と「unsafe-inlineを安易に許可している。」に該当する場合では、確認すべき入力や設定が異なります。

一度に複数の条件を変更せず、変更前の状態と比較できるように一項目ずつ確認すると、再発時にも判断しやすくなります。

  • 既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。
  • unsafe-inlineを安易に許可している。
  • Report-Onlyの違反情報を確認していない。

結果を採用する前に照合する

最低限、確認項目の「主要画面と外部連携が正常に動く。」を満たすことを確かめます。結果の一部だけで判断せず、件数、形式、代表値、境界条件など、このガイドに示す確認項目を組み合わせてください。

また、CSPはXSS対策の一層であり、入力検証の代替ではありません。 この限界に該当する場合は、ツールの結果だけで作業を確定せず、仕様書や元データへ戻って確認します。

問題が起きる主な原因

  • 既存ページが使うリソース元を棚卸ししていない。
  • unsafe-inlineを安易に許可している。
  • Report-Onlyの違反情報を確認していない。

安全に作業する手順

  1. 1

    利用中のscript、style、img、connect先を一覧化します。

  2. 2

    Report-Onlyで違反を収集し、必要な許可元を絞ります。

  3. 3

    nonceまたはhashへ移行し、本番ヘッダーを段階適用します。

結果を利用する前の確認項目

  • 主要画面と外部連携が正常に動く。
  • ワイルドカードやhttp許可が不要に残っていない。
  • frame-ancestorsなど他の重要ディレクティブも確認する。

作業完了前のチェックリスト

  • 変更前の元データまたは設定を保存した
  • 利用中のscript、style、img、connect先を一覧化した
  • Report-Onlyで違反を収集し、必要な許可元を絞ります。
  • nonceまたはhashへ移行し、本番ヘッダーを段階適用した
  • 主要画面と外部連携が正常に動く。
  • ワイルドカードやhttp許可が不要に残っていない。
  • frame-ancestorsなど他の重要ディレクティブも確認した
  • このガイドの限界と利用先の仕様を確認した

この方法の限界と注意点

  • CSPはXSS対策の一層であり、入力検証の代替ではありません。
  • 誤設定はサービス停止につながります。

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